出版社内容情報
グリーン・ツーリズム,エコツーリズム等,マス・ツーリズム以後のオルタナティブな観光を重視し,
歴史的推移と最新の研究成果を網羅した「観光学」「観光総論」のためのスタンダード・テキスト。
大学・専門学校の観光コースの原論に最適。
《主な目次》
第1章 観光と観光学…岡本伸之
第2章 観光の歴史…安村克己
第3章 観光行動…橋本俊哉
第4章 観光情報と観光情報産業…佐藤喜子光
第5章 観光と交通…図師雅脩
第6章 観光地と観光資源…溝尾良隆
第7章 観光と環境…橋本俊哉/海津ゆりえ
第8章 観光と文化…大橋健一
第9章 観光施設…星野朋子
第10章 観光と経済…小沢健市
第11章 観光消費…稲垣 勉
第12章 観光政策…石井昭夫
第13章 観光と地域社会…村上和夫
第14章 観光と風景…安島博幸
第15章 観光と投資…田代泰久
内容説明
観光学の扱う多面的な領域を概観しつつ、現代観光が投げかけるさまざまな課題を探る。現代観光学の基礎を学ぶのに最適な、新時代のスタンダード・テキスト。観光に関わる実務担当者にも有用。
目次
観光と観光学
観光の歴史
観光と行動
観光情報と観光情報産業
観光と交通
観光地と観光資源
観光と環境
観光と文化
観光施設
観光と経済
観光消費
観光政策
観光と地域社会
観光と風景
観光産業と投資
著者等紹介
岡本伸之[オカモトノブユキ]
1941年生まれ。ミシガン州立大学経営学大学院修士課程修了。現在立教大学観光学部教授、同学部長、大学院観光学研究科委員長。ホスピタリティ・マネジメント専攻
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yasomi Mori
3
観光学は広大で中心のない学問という感じがする。それは「観光」という現象そのものが領域横断的にさまざまな要素を持ち合わせているためで、「問い」の内容、視点によって必要となる道具が異なってくる。経済学、社会学、民俗学、地域社会論、心理学、労働法、法学、医学、気象学、環境論、消費社会論、経営学・マーケティング論、文学・芸術論、そして哲学、etc。逆にいうと、何かしらの関心から入っていける学問でもありそう。記号消費や、風景を生み出す「まなざし」論の章はとくに面白く読めた。大学の初学者向けテキストといった趣き。2015/01/12