出版社内容情報
民法をはじめとする国内法改正への対応や,シンガポール条約批准に伴う調停に関する項目の新設など,近時の動向を織り込んだ。また,コンパクトさをできる限り維持しつつ,解釈論をめぐる判例・学説を丁寧に解説。一層充実した教科書として再登場。
内容説明
国際的な生活のなかで発生する法律問題をとり扱う国際私法。そのしくみや、背景にある理論上の問題についての基本的知識を提供する。講義用にはもちろん、独習用にも最適。定番教科書の最新版!コンパクトさを維持しつつ、解釈をめぐる判例・学説を充実させて詰めた議論を展開する。近時の国内法や条約の改正と新しい判例を織り込んだ。
目次
第1章 国際私法とは何か(国際的な私法秩序;国際私法の意義と性質;サヴィニー型国際私法)
第2章 国際私法総論―準拠法の決定・適用プロセス(国際私法規定の構造;法律関係の性質決定―第1プロセス;連結点の確定―第2プロセス;準拠法の特定―第3プロセス;準拠法の適用―第4プロセス)
第3章 家族生活と国際私法(家族関係の連結点;親族関係の準拠法;相続・遺言の準拠法;渉外身分関係と戸籍)
第4章 国際取引と国際私法(国際取引の主体;取引活動;法定債権;債権譲渡その他;物権;知的財産権)
第5章 国際民事手続法(国際民事訴訟;国際仲裁;国際調停;ハイブリッド型紛争解決;国際倒産)
著者等紹介
澤木敬郎[サワキタカオ]
1931年東京に生まれる。1954年東京大学法学部卒業。1993年逝去、元立教大学教授
道垣内正人[ドウガウチマサト]
1955年岡山市に生まれる。1978年東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科教授を経て、2004年から、早稲田大学大学院法務研究科教授、弁護士。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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