有斐閣新書<br> シルバー・デモクラシー―高齢社会の政治学

有斐閣新書
シルバー・デモクラシー―高齢社会の政治学

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  • サイズ 新書判/ページ数 191,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784641090699
  • NDC分類 367.7

内容説明

現行のデモクラシーの下で、市民には、社会的・経済的な引退はあっても、政治的な引退はない。つまり、政治的には“終身現役”なのである。このような観点から、本書では、社会的・経済的な“引退者”“依存者”を意味しがちな“老人”を避けて、“シニア市民”という新しいことばを使った。社会の高齢化が進む中で、“シニア市民”はいま、みずからを主役とするシルバー・デモクラシーの構想という時代的課題を担っている。

目次

プロローグ 政治の中のシニア市民
1 シルバー・デモクラシーの文脈
2 選挙過程の中のシニア市民
3 シニア市民団体の台頭
4 地域社会の主役として
5 シルバー・デモクラシーの展望
エピローグ 政治ジェロントロジーへ向けて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メガネ

1
 老年人口の増加とシニア市民の若年層に比べての高い投票率の結果、非納税者による納税非有権者に対する政治的影響力の不均衡的行使が起きる。シニア市民の高い投票率を、島根県の場合から、シニア市民の定住者的全日制市民(移動しないこと)としての性格をその理由としてあげている。「笛吹に金を払うものが曲目を決定する権利をもつ」という近代デモクラシーの基本的ゲームのルールの大転換の可能性を指摘している。2015/09/30

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