有斐閣ブックス
事例に学ぶ法医学

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  • サイズ A5判/ページ数 283p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641086630
  • NDC分類 498.9
  • Cコード C1332

出版社内容情報

異状死──確実な病死以外の死──の背後に潜む犯罪・事故・災害などの事実を解明する学問,法医学。司法判断に密接にかかわる領域でありながら,法律家にはあまりなじみのない法医学を,事例に結びつけてわかりやすく解説した新しいタイプのテキスト。
○法医学の法的作用に着目
 検死や司法解剖の結果が捜査・訴訟等に与えるインパクトについて,症例ごとに言及。
○豊富な具体例を軸にした専門外でも親しみやすい構成
 判例や事例を多数収録。実例を通して解説することで,抽象的概念もイメージしやすく。
○異状死体発見時の手続や注意点を詳細に解説
 関係者の権利義務関係を明らかにするために,警察官・検察官・臨床医がとるべき行動とは。

内容説明

法医学の法的作用に着目した新しいタイプのテキスト。法律学習者・実務家にはなじみの薄い領域であるが、多数の判例・事例を軸に親しみやすい構成とした。さらに異常死への正しい理解と対応を詳述し、医療従事者にも有意義な内容とした。法学と医学、対極に位置する両分野を融合させた意欲作。

目次

異状死と死因決定の制度
死因論:死亡診断書上の死因の考え方
死体現象
内因性急死・突然死
労災と過労死
損傷総論
頭部外傷と脳出血
胸腹部内臓・骨盤・脊髄損傷
ショックと関連する病態および塞栓症など
交通事故損傷
賠償医学
窒息
胎児・新生児・出産をめぐる諸問題
児童虐待・ネグレクト
異常環境
中毒
死亡診断書
死体検案書
医事法
医療事故・医療過誤
生命倫理
鑑定
血液型と多型現象

著者等紹介

吉田謙一[ヨシダケンイチ]
1979年愛媛大学医学部卒業。1983年愛媛大学大学院医学研究科修了(法医学専攻)、医学博士号取得。現在、東京大学大学院医学系研究科教授、東京都非常勤監察医。日本法医学会、日本生化学会、日本循環器学会、日本病態生理学会に所属。研究分野は虚血や中毒物質による細胞障害・細胞死・個体死の分子機構、突然死、医事法
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