内容説明
本書は経済数学の入門書である。しかし、入門書にありがちな、厳密性を犠牲にして「何となくわかったような気持ちにさせるだけ」というものではない。トピックスを絞り込みその配列を工夫して、本書に書かれている問題については読者は完全な理解を得られるようにていねいに解説した。章末に練習問題多数掲載。
目次
第１章 学習のための準備
第２章 線形空間Ｒｎ
第３章 位相空間Ｒｎ
第４章 連続関数
第５章 微分可能関数
第６章 非線形計画法（１）制約が付かない場合
第７章 陰関数定理
第８章 非線形計画法（２）制約が付く場合
第９章 一般位相空間と最大値の定理
第１０章 積分
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉
0
定理の証明がしっかりしており，わかりやすい部分が多い。証明の一部が理解しにくいが、一般均衡の存在証明は非常に良い。行列に関しては省略している部分があるので読み取りに苦労する。KKT条件などもしっかり書かれているので、ゴーダンなども載せてほしかった。練習問題は充実しているが、もっと作ってほしいと感じた。ある程度の知識がないとつまる部分があるのが、チャンの下の前に読んでおいて正解だと思っている。第2・3版をもっているが誤植はどちらもある。参考文献に論文も載せてほしかった。一番好きな経済数学の本である。2013/11/03
たぬき
0
おしゃれだわ2013/01/30
