内容説明
産業組織論の標準的な内容をわかりやすく解説したテキスト。公的企業の民営化や規制緩和を通じて競争原理を導入し、効率的な産業組織を構築することが必要となっている現在、理論と日本経済の現実との対応を明らかにし、市場メカニズムの意義・役割や日本型産業組織の特徴・問題点の解明に焦点を当てる。
目次
産業組織論の対象と方法:概観
企業の理論
競争と独占の基礎理論
寡占
日本の産業構造と市場システム
製品差別化と競争
参入と戦略的行動
協調行動と垂直的取引制限
市場成果
多角化・合併および企業集団〔ほか〕