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出版社内容情報
なにゆえ国際政治学は,安全保障に多大な関心を寄せてきたのか。セキュリティ・ディレンマ,失う恐怖,抑止,核戦略,危機管理,同盟など,安全保障を考える際に基礎となる概念や政策を,歴史的事象を事例に,「焦りと傲り」という視点から理論的に考察する。
目次
第1章 はじめにツキュディデスありき
――国際政治の焦りと傲り
第2章 アナーキーという秩序
第3章 安全保障
――このとらえがたきもの
第4章 セキュリティ・ディレンマ
――安全と不安の悪循環
第5章 失う恐怖の理論
――プロスペクト理論
第6章 抑止のディレンマと抑止失敗
第7章 核戦略と現代の苦悩
――NFUとミサイル防衛をめぐる論争をてがかりに
第8章 国際危機と危機管理のディレンマ
第9章 同盟のディレンマと日本の同盟外交
――なぜ同盟は形成され,冷戦後も存続しているのか
第10章 日米同盟の終焉?
――未来からの教訓を求めて
終 章 セキュリティ・パラドックスの陥穽
――九・一一以後の安全保障
内容説明
なにゆえに国際政治学は、安全保障に多大な関心を寄せてきたのか。失う恐怖、希望という危険、帝国の不安、脆弱性が生む戦争、セキュリティ・ディレンマ、抑止失敗、危機管理、同盟のディレンマ、同盟の終焉、そしてセキュリティ・パラドックスとは何か。安全保障を政治学として考える際に基礎となる概念や政策を、歴史的事例をもとに「焦りと傲り」という視点から理論的に考察する。
目次
第1章 はじめにツキュディデスありき―国際政治の焦りと傲り
第2章 アナーキーという秩序
第3章 安全保障―このとらえがたきもの
第4章 セキュリティ・ディレンマ―安全と不安の悪循環
第5章 失う恐怖の理論―プロスペクト理論
第6章 抑止のディレンマと抑止失敗
第7章 核戦略と現代の苦悩―NFUとミサイル防衛をめぐる論争を手がかりに
第8章 国際危機と危機管理―現代国際政治の縮図
第9章 同盟のディレンマと同盟外交―なぜ同盟は形成され、存続するのか
第10章 同盟終焉の理論―未来からの教訓を求めて
終章 セキュリティ・パラドックスの陥穽―九・一一以後の安全保障
著者等紹介
土山実男[ツチヤマジツオ]
青山学院大学国際政治経済学部教授(国際政治学・国際安全保障論専攻)、同学部長。1973年、青山学院大学法学部卒業。ジョージ・ワシントン大学大学院よりM.A.、メリーランド州立大学大学院よりPh.D.取得。青山学院大学国際政治経済学部助教授などを経て、93年から同教授。この間、ハーヴァード大学ジョン・M.オーリン戦略研究所客員研究員を務める(1993‐94年)
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