国際紛争―理論と歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 335p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641076761
  • NDC分類 319
  • Cコード C3031

出版社内容情報

20世紀の二つの世界大戦や冷戦を経た後も,人類は地域紛争やテロに見舞われている。なぜこのような紛争が起こるのだろうか。経済・環境の相互依存が進展し,民主的価値が広まることで新たな世界秩序が達成されるのだろうか。回答を求める人に,分析の道具を提供する。
目次
 日本語版への序文
 緒 言…スタンレー・ホフマン
 序 文
第1章 世界政治における紛争には一貫した論理があるか?
第2章 20世紀における大紛争の起源
第3章 バランス・オブ・パワーと第一次世界大戦
第4章 集団安全保障の挫折と第二次世界大戦
第5章 冷 戦
第6章 介入,制度,地域・エスニック紛争
第7章 グローバリゼーションと相互依存
第8章 情報革命,超国家主体とパワーの分散
第9章 新しい世界秩序?
 訳者あとがき
 さらに読み進む人のために
  事項索引/人名索引

内容説明

20世紀の2つの世界大戦や冷戦を経た後も、人類はアラブ=イスラエル紛争やアメリカでの9.11テロ事件など、地域・エスニック紛争やテロリズムに見舞われている。なぜこのような紛争が起こるのだろうか。また、今後もこのような紛争が起こるのだろうか。経済や環境の面で相互依存が進展し、脱国家的および国際的組織が増加し、民主的価値が広まることで、新たな世界秩序が達成されるのだろうか。グローバリゼーションや情報革命は、21世紀の国際政治にどのような影響を与えるのだろうか。国際関係を学ぶ学生がこうした問いへの自らの回答を作り上げうるように、理論と歴史の相互検証を通して分析の道具を提供する。ハーヴァード大学での講義のために執筆され、全米の多くの大学で用いられ版を重ねている、「国際政治」への定評ある入門書、原書第4版を日本語訳。

目次

第1章 世界政治における紛争には一貫した論理があるか?
第2章 20世紀における大紛争の起源
第3章 バランス・オブ・パワーと第一次世界大戦
第4章 集団安全保障の挫折と第二次世界大戦
第5章 冷戦
第6章 介入、制度、地域・エスニック紛争
第7章 グローバリゼーションと相互依存
第8章 情報革命、脱国家主体とパワーの分散
第9章 新しい世界秩序?

著者等紹介

ナイ,ジュニア,ジョセフ・S.[ナイ,ジュニア,ジョセフS.][Nye,Jr.,Joseph S.]
1937年米国ニュージャージー州に生まれる。1958年プリンストン大学卒業。1960年、英国オクスフォード大学卒業。1964年、ハーヴァード大学大学院博士課程修了。ハーヴァード大学政治学部教授、カーター政権国務次官代理(安全保障・科学技術問題担当、1977‐79年)、クリントン政権国家情報会議議長(1993‐94年)、同国防次官補(国際安全保障問題担当、1994‐95年)、国連軍縮諮問委員会米国代表などを経て、現在、ハーヴァード大学ケネディ行政大学院学長。Ph.D.(政治学)

田中明彦[タナカアキヒコ]
1954年埼玉県に生まれる。1977年東京大学教養学部卒業。1981年、マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了。東京大学教養学部助教授、東京大学東洋文化研究所助教授、同教授、東京大学大学院情報学環教授を経て、現在、東京大学東洋文化研究所教授(国際政治学専攻)。Ph.D.(政治学)。著作に、『新しい「中世」―21世紀の世界システム』日本経済新聞社、1996年(日経ビジネス人文庫、2003年)、サントリー学芸賞受賞、『ワード・ポリティクス―グローバリゼーションの中の日本外交』筑摩書房、2000年、読売・吉野作造賞受賞など

村田晃嗣[ムラタコウジ]
1964年兵庫県に生まれる。1987年同志社大学法学部卒業。1991‐95年、ジョージ・ワシントン大学留学。1995年、神戸大学大学院法学研究科博士課程修了。広島大学総合科学部専任講師、同助教授を経て、現在、同志社大学法学部助教授(国際関係論、特にアメリカ外交・安全保障政策研究専攻)。博士(政治学)。著作に、『大統領の挫折―カーター政権の在韓米軍撤退政策』有斐閣、1998年、アメリカ学会清水博賞・サントリー学芸賞受賞、『米国初代国防長官フォレスタル―冷戦の闘士はなぜ自殺したのか』中公新書、1999年「変容する日米安保政策コミュニティー」『This is 読売』1997年1月号、読売論壇新人賞優秀賞受賞、「『国際国家』の使命と苦悩―1980年代の日本外交」五百旗頭真編『戦後日本外交史』有斐閣アルマ、1999年、吉田茂賞受賞など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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makio37

1
章末の「学習上の論点」に沿って自分なりに纏めながら熟読した。リアリスト的/リベラル的な政治観、ウォルツの3つのイメージ、反実仮想、その他各種の思考のツールを活用しながら、複雑な国際関係を複雑に読み解く。確かに、分かった気になる。こうやって、日本のエリート政治家・官僚たちも洗脳されていくのかな。言わずと知れたジャパンハンドラーズの理論派、ジョセフ・ナイ教授による国際関係論の定番教科書(らしい)。2013/05/16

びりー。

0
新しいの出まくりじゃねぇカ!只でアップデートみたいなんないのか!よませろ!2011/01/15

Thinking Dragon

0
版がどんどん進んでいる。そろそろ最新版を読み直したい。

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