内容説明
女性として生きることと男性として生きることとでは、現代の日本においてもなお大きな違いがある。女性は、女性であるという理由だけで、社会的にさまざまな差別や困難にさらされていることは、まぎれもない事実である。女性の経験と歴史を掘り起こすとともに、女性への差別の仕組みを明らかにし、差別の克服を探るのが、女性学である。本書は、女性学の現在の到達点を明快に示すとともに、実際にどのように女性学を教育/学習したらいいかについての情報を満載する。
目次
1 社会教育における女性学教育/学習の内容(性別役割分業の見直し;多様な家族・ライフスタイルへ;セクシュアリティ)
2 社会教育における女性学教育/学習の方法(社会教育における女性学教育/学習についての考え方;対象別学習課題とプログラム例)