内容説明
外国人労働者の滞在が長期化してきている現状に対し、「中期的」な施策が必要な段階にきている。本書は、川崎市、豊橋市での調査や外国の事例研究を踏まえ、地域社会、とりわけ自治体に照準を合わせた分析を行っている。生活の実践を重視し、それに対する積極的な政策提言を試みる。
目次
序章 外国人労働者から市民へ
第1章 医療・社会保障
第2章 住宅問題
第3章 家族問題
第4章 家族の適応と葛藤
第5章 外国人参政権
第6章 日本語教育と母語教育
第7章 イギリスにおける地域社会の「多文化」化と学校
第8章 滞日外国人女性と『ジェンダー・バイアス』
第9章 アメリカにおける移民の非公式化と地方労働市場
第10章 ドイツにおける移民と地域政治