内容説明
旧ソ連・東欧諸国等、多くの国家の市場経済体制への移行は状況、進捗度も様々である。本書は、現行の新古典派的市場移行戦略を分析・検討、これとは異なる学際的アプローチを提示した。
目次
第1章 「全面全速」の自由化への疑問
第2章 社会に埋めこまれた経済
第3章 基層社会はジャンプしない
第4章 市場経済の未発達と「政府の役割」
第5章 中国の躍進とロシアの混乱
第6章 市場へのツー・トラック・アプローチ
第7章 「東アジアの奇跡」とは何だったのか
第8章 「日本モデル」とその移植可能性
第9章 民族対立はなぜ激化するのか
第10章 ハードな国家と開発ナショナリズム