内容説明
本書では、経営をめぐる意思決定の問題が体系的に考察される。ここでは、誤解を招いてしまうくらい単純に聞こえる理論―ゲーム理論―から拝借した強力な分析道具が使用される。本書の目的は、ゲーム理論を用いて意思決定のプロセスを可能な限り体系的にまとめることである。すなわち、交渉や契約の策定などの多くのビジネス的状況に共通した特徴を解明する一般原理を探求することである。
目次
第1部 戦略的意思決定
第2部 交渉
第3部 契約
第4部 入札
第5部 戦略的な管理者
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
41
装丁をパッと見たところ、ビジネス書のような感じがします。ですが、そんじょそこらのビジネス書とは違います。ゲーム理論やオークション理論に精通していないと、読みこなすのは大変難しい。初学者の人が、通勤電車や出張の新幹線の中で読むのは、おススメできません。私は、部屋の中で読み続けましたが、3分の1ぐらいで、読むのを投げ出してしまいました。ただ、理論の具体例は面白かったので、そこだけでも読む価値はあるでしょう。 2013/05/12
KAZOO
2
先日読んだ「戦略的思考とは何か」が具体的な例をわかりやすく説明していたのとは少し傾向が異なり、もう少し理論的な肉付けをしてくれる本でした。この本もゲーム理論とは言いながらも、数式はほとんど出てこないで説明をきめ細かく記してあって、講義を聴いているような感じがしました。またじっくり読んで見たいという気がいます。2013/01/29
葉
1
契約理論を勉強する上で読んだ本である。主に、経営学的観点からゲーム理論を説明している。入札のところやインセンティブに関してはまた、じっくりと読み返すことになると思う。最後にゲーム理論の説明が一気に記載されていて良かった。2012/06/23
枕流だった人
0
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