内容説明
ウルグアイ・ラウンド後の今日、日本をはじめ先進各国は、市場原理による国内経済運営と通商政策をどう調和させるか―。本書は、国際貿易と各国(日・米・EU)の独禁法の関係を総合的にとらえ、この課題に答えた。
目次
第1部 競争政策の国際的展開(アメリカの反トラスト政策;EU〈欧州連合〉の競争政策;日本の独禁政策;輸出カルテルと独禁法;独禁法の域外適用)
第2部 通商政策と競争政策の国際的交錯(セーフガードと不公正貿易規制―競争政策上の検討;反ダンピング規制と競争政策;VER〈輸出自主規制〉と競争政策;市場アクセスの改善措置と競争政策;国際独禁法と国際競争政策の形成)