出版社内容情報
「戦略と組織」「経営者の時代」など不朽の名著をあらわし,今日の経営学,経営史学最高の巨星として
名高いチャンドラー教授が新たに世界に問う渾身の力作。本書のキーワード「組織能力」は,早くも各国学会の
共通の財産として,さまざまな論議のまととなっている。
《主な目次》
第1部 序論:規模と範囲(スケール・アンド・スコープ)
1 近代産業企業
2 規模・範囲・組織能力
第2部 アメリカ:競争的経営者資本主義
3 アメリカにおける経営者資本主義の成立条件
4 組織能力の創出(垂直統合と寡占企業)
5 組織能力の拡大(食品・化学製品における対外投資と製品多角化)
6 組織能力の拡大(機械産業における対外投資と製品多角化)
第3部 イギリス:個人資本主義
7 イギリス産業における個人資本主義への執着
8 組織能力の創造(安定産業における成功と失敗)
9 組織能力の創造(ダイナミックな産業における成功と失敗)
第4部 ドイツ:協調的経営者資本主義
10 ドイツ産業における経営者資本主義の基礎
11 組織能力の創造(小産業)
12 組織能力の創造(大産業)
13 戦争と危機(小産業の回復)
14 「大産業」における回復
結論 産業資本主義のダイナミクス
アルフレッド・D.チャンドラ-Jr./著,
安部悦生,川辺信雄,工藤章,西牟田祐二,日高千景,山口一臣/訳
内容説明
構想10年。組織能力とは何かを明らかにし、アメリカ、イギリス、ドイツという代表的産業国家の歴史の中に産業の成長と競争力の発展パターンを析出する最高傑作。経営学、歴史学、経済学等、あらゆる社会科学研究者に贈る必読の書である。
目次
第1部 序論―規模と範囲
第2部 アメリカ―競争的経営者資本主義
第3部 イギリス―個人資本主義
第4部 ドイツ―協調的経営者資本主義
結論 産業資本主義のダイナミクス