内容説明
昭和59年、日本学術振興会産業構造・中小企業第118委員会の内部に「先端技術の発展が中小企業に及ぼす影響に関する研究」のための共同研究組織が編成された。そして、昭和60、61、62年度の3年間にわたり、文部省科学研究部補助金(総合研究A)の助成をうけて研究が進められた。研究成果は単なる論文集ではない。全員の集中討議を行いつつ本研究の主題についての研究成果の共有化を深め、その共通の地盤の上で、各分担研究者が分担課題についての研究成果を執筆したものである。
目次
第1章 先端技術の発展と中小企業政策
第2章 先端技術の発展と中小企業の存立条件
第3章 先端技術の発展と中小企業の技術・経営戦略―下請機械工業を中心として
第4章 先端技術の発展と中小企業の国際化
第5章 先端技術の発展と中小工業
第6章 先端技術と中小小売業
第7章 先端技術と流通機構
第8章 先端技術の発展と中小貿易商社
第9章 先端技術開発と日本型下請生産システム
第10章 先端技術の発展と中小企業の組織化
第11章 先端技術、異業種間技術交流、および産業構造
第12章 先端技術の進展と中小企業の事業転換
第13章 先端技術と中小企業の技術開発
第14章 先端技術の発展と地域中小企業
第15章 先端技術とニュー・ビジネス