内容説明
本書は、1929年大恐慌を単にアメリカ経済だけの問題としてではなく、他の先進資本主義諸国や一次産品諸国をも含む、文字どおり世界的な問題として分析し、同時に、少しでも大恐慌の基本的原因に迫ろうと試みた研究である。
目次
第1章 世界大恐慌(1929~33年)の特質と原因
第2章 再建国際金本位制崩壊のメカニズム
第3章 大恐慌前後のイギリス資本主義
第4章 大恐慌とドイツの産業合理化
第5章 大恐慌と日本資本主義
第6章 1920年代のイギリス帝国周辺諸国―カナダ、オーストラリア、インド
第7章 ケインズの世界大恐慌認識