有斐閣Sシリーズ<br> 政治思想史

有斐閣Sシリーズ
政治思想史

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  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784641059092
  • NDC分類 311.2

目次

1 ポリスと人間(理想国家の構想―プラトン;ポリス政治の総括―アリストテレス)
2 世界帝国の時代(ポリスの没落とヘレニズム世界;エピクロス派とストア派)
3 キリスト教共同体と政治の世界(アウグスティヌス―「神の国」と「地の国」;トマス・アクィナス―中世政治思想の体系化)
4 近代国家の生誕(ルネサンスの政治思想―マキアヴェリとモア;宗教改革―ルターとカルヴァン;モナルコマキの抵抗権思想;ジャン・ボダンの主権論)
5 市民革命と社会契約説1―イギリスを中心として(自然権と社会契約説―トマス・ホッブズ;リベラル・デモクラシーの定礎者―ロック)
6 市民革命と社会契約説2―フランスを中心として(自然法の転回―モンテスキュー;近代市民社会の批判―ルソー;理性の再検討―ヒュームとカント)
7 保守と伝統の思想(歴史への訴え―バークとコールリッジ;近代の止揚―ヘーゲル)
8 功利と自由の擁護(組織化の政治学―サン・シモンとコント;自由主義の再生―J.S ミルとトクヴィル)
9 社会主義の衝撃(科学的社会主義―マルクスとエンゲルス;レーニンとロシア革命)
10 現代政治思想の展望(歴史としての現代―ウェーバーによせて;政治思想の現代的課題)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

10
政治に関する思想をギリシャのポリスの時代からウェーヴァーまでかなり網羅的に俯瞰しています。大学の教科書なのでうまくまとめてあります。通読してから自分の興味ある人物に関する文献を渉猟してもいいのではないかと思います。2014/08/07

denken

7
ヨーロッパ政治思想史。高校の世界史や現代社会の教科書に陳列されている古典の説明は干からびた標本のようである。それはそれは退屈で仕方がなかった。ところがこの本では,ギリシャの思想ですら生き生きとした活力を見せつける。8章「功利と自由の擁護」は温故知新を体験した。おかげで古典を読むことを奨励する人の心情が,少しは掬い取れた気がします。2009/07/14

入江

6
どうして学生時代はイヤイヤ読んだのかわからない。この内容で、この価格。こんなに良い本はない。2017/01/18

D.Okada

6
オーソドックスな西洋政治思想史の本。ロック、ルソーの章は大変参考になる。主要な思想家についてのプロフィールもあって、その思想家の歴史的社会的前提から書かれている(ホッブズならピューリタン革命、ロックなら名誉革命など)のでとても吸収し易い。2011/01/20

moron_ween

3
p.213「ロマン主義,歴史主義,保守主義とよばれる(中略)人間を非合理的,歴史的,共同的(社会的)存在としてとらえるこのもう1つの世界観は,啓蒙主義的な理性の専制と同様に近代の作為の論理に立脚する自由主義をも敵視し,攻撃する愚を犯したために~」ってちょっと怖いなぁと。初版が26年も前ってのが原因なんでしょうか。全体としては分かりやすかったですけど。2013/12/14

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