内容説明
マルクス・ルネッサンスの精髄に迫る!最新の資料による画期的コンメンタール。未完の大著『資本論』の形成過程を刊行中の『新マルクス・エンゲルス全集』(『新メガ』)によりその“原型”に即して発掘し、再構成を試みた注目の書。
目次
序説 『資本論』成立史研究の意義と課題
第1部 『資本論』成立史(経済学批判と唯物史観(1840年代)
経済学批判の体系(1850年代) ほか)
第2部 『資本論』成立史に関する諸論点(「国民経済学批判大綱」の意義;パリ・ノートの執筆順序 ほか)
第3部 『資本論』成立史に関する研究と論争(『経済学・哲学草稿』と「ミル評注」との関連;唯物史観と資本の生産・蓄積様式 ほか)
付篇 未刊の大著『資本論』―『資本論』成立史における最近の研究動向