講義刑法学・総論

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  • サイズ A5判/ページ数 590p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641042551
  • NDC分類 326.1
  • Cコード C1032

内容説明

行為無価値論の立場からの本格的体系書。学説や判例に加え哲学・思想など刑法理論の源流まで視野に入れ、現代の刑法学を展開する。難解といわれる総論を扱いながらも、各論的な議論を巧みに挿入し、わかりやすい言葉と具体例を駆使した叙述で、深い理解へと読者を導く。

目次

第1編 刑法と刑罰法規
第2編 犯罪論(序説;構成要件論;違法性論;責任論;未遂犯論;正犯論・共犯論;罪数論)
第3編 刑罰論

著者等紹介

井田良[イダマコト]
1956(昭和31)年東京に生まれる。2006(平成18)年ドイツ連邦大統領よりフィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト(シーボルト)賞を授与される。現在、慶應義塾大学大学院法務研究科教授、法学博士(ドイツ・ケルン大学)。この間、日本学術会議会員(第20期および第21期)、日本刑法学会常務理事、日本生命倫理学会理事、法制審議会刑事法部会委員、司法試験考査委員、最高裁判所司法修習委員会幹事等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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しゃん

20
本書姉妹本の『講義刑法学・各論』に比べて難解に思えたが、一応読み通した。引用文献がしっかり記されているのは、今後の調べ物に役立ちそう。2017/12/04

はぐはぐ

2
刑法ゼミの中で井田先生を主張する人が多いので読んでみました。井田説は目的的行為論に忠実で、それ故にかもしれませんが、特徴がある見解を多くとっていると思います。消極的構成要件の理論、責任阻却基礎の二元論、行為支配説など、様々ありますが、一通り刑法総論の勉強を終えた段階で読むと面白いと思います。規範的一般予防的な効果を重視しており、そのような観点を主張する先生はあまり少ない気がします。間接正犯の理解は井田先生の基本書でかなり深まったと思います!

takizawa

2
理論的だし分析的に考えられているしめちゃくちゃ面白い本だと思う。ただし、受験生がまともに読んだら大変。辞書辞書。とはいうものの、各論を勉強していない学生にも配慮されている。一通り学んだ学生が通読するのは悪くないかも。そしてこの先生は、定義を明確化しまくっているところに好感が持てる。しつこいくらいに、~~という意味において「○○」は…という記述があるから、安心して読むことができる。2009/04/24

Mio Nishizu

1
長かった。とにかく長かったし、難しかった。けど週末スクーリングで井田先生の授業を聞いてからはわりとすんなり入ってきた。もっかい読まないと理解度は厳しそう。2015/09/29

ngt

1
読むのに時間かかった・・・2012/12/31

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