出版社内容情報
刑法総論・各論を一冊で提供する,刑法の第一人者による待望の入門書。判例を基礎とした刑法の客観的な姿を示すことにより,刑法の解釈と構造の理解が深まる教材。単なる入門書を超えた,全ての刑法学習者必読の一冊。
目次
第1編 序論(刑法:犯罪と刑罰の法;刑法の基礎;罪刑法定主義)
第2編 総論(犯罪論の体系;構成要件該当性;違法性 ほか)
第3編 各論(個人的法益に対する罪;社会的法益に対する罪;国家的法益に対する罪)
著者等紹介
山口厚[ヤマグチアツシ]
1953年生まれ。1976年東京大学法学部卒業。東京大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
73
刑法を勉強した時に読んだ一冊。かなり網羅していて勉強になった。2010/01/28
無識者
10
(監獄の誕生に併せての読書)犯罪の構成要素についてはうまくまとめられていて便利だ。テスト勉強には向いてると思う。しかし法哲学・法制史の分野を知りたいのなら別をあたった方が良い。個人的に結果無価値から行為無価値への移行、教育刑の学説の出自を知りたかった…しかしながら複雑化した犯罪の構成要素は、「司法の役割の広範さとその力の隠蔽、第一の身体への刑罰から第二の身体(精神)の矯正、生産装置への縛り付け」といったものを想像するのに役立つ。2016/11/28
J.B.
0
刑法はこれ一冊で十分だと思う!全体的に説明がコンパクトだけど、実は内容が濃かったりする。かなり広範囲の論点をカバーしていると思う。説明が分かりにくい難解なところがあるけど、その箇所を何度か読んだり、友達に聞いたりすれば解決する。もう一度ちゃんと読み直したい本!
moto
0
コンパクトに一通りの知識を学べる。2008/07/17
すめらぎ
0
とりあえず一通り。後は復習用に。2008/11/08