出版社内容情報
東京大学最終講義のほか、日弁連・司法研修所・書記官研修所等で行った講演16編を収録。刑事訴訟法の諸問題を歴史的・比較法的視点で捉え、理解しやすい講演形式により理論の発展過程を解明。
目次
日本と中国の刑事訴訟法―何が共通であり何が相違するのか。
刑事立法の動向―平成期の回顧と展望
刑事訴訟の理論と現実
日本における刑事訴訟法学の発展―昭和から平成へ
刑事手続からの離脱について
日本における刑事訴訟法学の発展―明治・大正期の東京大学を中心として
刑事訴訟の基礎理論―日本の刑事裁判の特質
適正な刑事裁判について
最近の刑事訴訟法の諸問題
刑事手続における鑑定の問題
弁護人の使命
刑事訴訟方の三〇年
刑事訴訟法における基礎理論
刑事法における判例とは何か
刑事訴訟法はだれのためにあるか
検察審議会における日本的なもの
著者等紹介
松尾浩也[マツオコウヤ]
1928年6月熊本県に出生。1973年4月東京大学法学部教授。1989年3月同定年退官、同年5月東京大学名誉教授。その後、千葉大学法経学部教授、上智大学法学部教授を歴任。1985年から91年まで日本刑法学会理事長。2000年9月法制審議会会長。2001年4月法務省特別顧問(現在に至る)
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