少年法のあらたな展開―理論・手続・処遇

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  • サイズ A5判/ページ数 422p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641041929
  • NDC分類 327.8
  • Cコード C3032

出版社内容情報

少年法の重要問題を論じた論文集。半世紀を経た現行少年法の抱える諸問題を理論と実務の接点で論じたもの。
少年法の歴史・理念,少年審判制度,少年非行の動向,被害者遺族の問題など,2001年4月施行の少年法の
一部改正も織り込んで,最新の情報を提供する。

   《主な目次》
第1部 基礎理論
 少年法の歴史的展開=森田 明
 日米における教育刑施設の誕生=徳岡秀雄
 少年法の理念=佐伯仁志
 保護処分と精神医療=町野 朔
 少年審判制度の基本問題=猪瀬愼一郎
 アメリカの少年裁判所制度の歴史的,社会・政治的概観=リン・ワードル

第2部 少年手続における諸問題
 少年審判手続における非行事実とその認定の意義=三浦 透
 少年審判における非行事実認定上の諸問題=廣瀬健二
 少年事件と家庭裁判所調査官の役割=原口幹雄
 少年審判における検察官の役割=甲斐行夫
 家庭裁判所における事件処理=古田 浩
 事実認定手続の適正化をめぐる法制審議会における議論について=村越一浩

第3部 少年非行の動向と少年の処遇
 非行少年の昨今の動向と特質=長島 裕
 調査官から見た少年非行の実態=有田禎宏
 少年事件の被害者遺族=小西聖子
 少年の保護観察=榎本正也
 少年矯正の現状と課題=新井浩二
 児童自立支援施設のあり方をめぐって=森 望

内容説明

第1部では、少年司法の基礎的理解に関するいわば総論的な論稿6篇、第2部では、少年審判手続きにおける個々の主要問題を、それぞれの実務的観点から掘り下げた論考6篇、第3部には、最近の少年非行の動向と被害者問題および執行機関の現状と課題に関する論稿6篇を収録した。

目次

第1部 基礎理論(少年法の歴史的展開―「児童福祉政策的保護」と「刑事政策的保護」の確執;少年法の理念―保護処分と責任;少年審判制度の基本問題 ほか)
第2部 少年手続における諸問題(少年審判手続における非行事実とその認定の意義;少年審判における非行事実認定上の諸問題―審判の現場から見て;少年事件と家庭裁判所調査官の役割―事件の調査について ほか)
第3部 少年非行の動向と少年の処遇(少年非行の昨今の動向と特質;調査官から見た少年非行の実態;少年事件の被害者遺族 ほか)

著者等紹介

猪瀬慎一郎[イノセシンイチロウ]
前東洋大学法学部教授。1929年函館生まれ。1953年東京大学法学部卒業。東京家庭裁判所長、福岡高等裁判所長官を経て、2000年3月まで東洋大学法学部教授

森田明[モリタアキラ]
東洋大学法学部教授。1943年東京生まれ。1968年東京大学法学部卒業後、同法学部助手、お茶の水女子大学家政学部教授を経て、1992年より現職

佐伯仁志[サエキヒトシ]
東京大学大学院法学政治学研究科教授。1958年愛媛生まれ。1980年東京大学法学部卒業後、同法学部助手、神戸大学法学部助教授を経て、1996年より現職
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