内容説明
本書は、20世紀アメリカの児童・少年法史における「保護主義の興隆と没落」という主題を基礎視角として、ここ10年余りの間に筆者が執筆したいくつかの論稿からなる論文集である。
目次
第1部 アメリカ児童法における保護とオートノミー(子どもの保護と人権;青少年の人権とパターナリズム ほか)
第2部 未成年者保護法と「児童の権利条約」(子どもと法;児童の権利条約の法思想史的背景とその審議過程 ほか)
第3部 少年司法におけるアメリカと日本(少年手続における保護とデュープロセス―比較法史的考察;保護と自律のあいだ ほか)
第4部 結章(家族の崩壊と「子どもの権利」考)