内容説明
この本には、第9条や「防衛」の問題を考えていく上で重要と思われる基本的な資料は、ひととおり収められている。たとえば、第9条制定当時の議論はもちろんのこと、その後の政府の第9条解釈の変遷、政党、学界、裁判所の考え方、さらには国民の憲法意識などが客観的な資料としてまとめられている。自衛隊や安保体制について、法制度のみならず、図解入りで軍事力の実態がわかりやすく示されていることも、本書の大きな特色である。
目次
第1部 憲法―戦争の放棄
第2部 図解・戦力―日本の戦力、米ソの戦力
第3部 憲法第9条をどう読むか(1 政府の考え方・その変遷;2 政党の考え方・その変遷;3 法学者の考え方;4 裁判所の考え方)
第4部 自衛隊法と日米安保条約
第5部 憲法第9条をめぐる改憲と護憲の動き
第6部 平和への世界の動き