出版社内容情報
本巻は,前文の憲法学上の位置づけ,天皇制・解散権をめぐる議論,さらに政治の在り方が鋭く問われている
第9条をめぐる熾烈な平和論議を,立憲主義の観点から整理・分析し,21世紀に光彩を放つ憲法解釈を追求する
刮目の書。
故芦部信喜教授の遺稿である「総説」を収録
《主な目次》
総 説(元東京大学名誉教授)芦部信喜
上諭/題名(法政大学教授)野中俊彦
前 文(神奈川大学教授)矢口俊昭
第一章 天皇・概説(法政大学教授)江橋 崇
第1条 天皇の地位・国民主権(九州大学教授)横田耕一
第2条 皇位の継承=横田耕一
第3条 内閣の助言と承認(神戸大学教授)浦部法穂
第4条 天皇の国事行為の委任など=浦部法穂
第5条 摂 政(学習院大学教授)戸松秀典
第6条 天皇の任命権(千葉大学教授)岩間昭道
第7条 天皇の国事行為(青山学院大学教授)芹沢 斉
第8条 皇室の財産授受(東京大学教授)高橋和之
第二章 戦争の放棄・概説(北海道大学教授)高見勝利
第9条 戦争の放棄・戦力及び交戦権の否認=高見勝利
内容説明
憲法学五十余年の軌跡を辿る。日本国憲法に関する学説・判例を網羅した一大エンサイクロペディア。前文・天皇・戦争の放棄(1~9条)などを扱う。
目次
総説
上諭
題名
前文
第1章 天皇(概説;憲法1条「天皇の地位・国民主権」;憲法2条「皇位の継承」 ほか)
第2章 戦争の放棄(概説;憲法9条「戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認」)