内容説明
日本社会のさらなる国際化の進展のもとで、国籍法も法例の改正等によって修正された。アンデレ事件の1995年最高裁判決があらたな論議をよんだことも記憶に新しい。また、最近多くの国で国籍法が改正されている。本書は、旧版をベースに国籍法の理論的基礎を徹底して究明する。国籍法の研究者・実務家等の要請に応えうる本格的体系書。
目次
第1編 総論(国籍の概念および機能;国籍法の原則;国籍の抵触 ほか)
第2編 国内立法による国籍の取得および喪失(国籍の取得;国籍の喪失;補説)
第3編 国際法的原因による国籍の変更(総説;樺太・千島交換条約による国籍の変更;下関条約による国籍の変更 ほか)