内容説明
国際結婚の増加などわが国社会の国際化の進展と「婦人差別撤廃条約」の批准に伴い、1984年「国籍法及び戸籍法の一部を改正する法律」が公布された。本書は改正部分を織り込みつつ、旧版をベースに国籍法の理論的基礎を徹底して究明。研究者・実務家の要請に応え得る国籍法の本格的体系書。
目次
第1編 総論(国籍の概念および機能;国籍法の原則;国籍の抵触;国籍法上の先決問題;国籍法上の法源)
第2編 国内立法による国籍の取得および喪失(国籍の取得;国籍の喪失;補説)
第3編 国際法的原因による国籍の変更(樺太・千島交換条約による国籍の変更;下関条約による国籍の変更;ポーツマス条約による国籍の変更;日韓併合条約による国籍の変更;対日平和条約による領土の変更と国籍問題)