内容説明
学習者に、現代につながるものとして、より豊かに古典を理解させるためには、教材研究をどのように進めたらいいのだろうか。本書は古典学習を進める上での多彩な観点と豊富な具体例をあげて詳述した、本格的な古典鑑賞指導論。
目次
古典教育の意義(古典教育の基本姿勢;古典教育の現代的意義;古典教育の方向)
古典教育の方法(時代背景との関わり;比較考察の方法;主題追求型の学習;入門期教材とその指導;学習意欲の喚起;典拠とその生かし方)
教材化と教材研究(『竹取物語』の教材化と指導;『伊勢物語』の教材化と指導;『源氏物語』の教材化例;『枕草子』類聚段の指導;『方丈記』教材化の方向;『平家物語』の教材研究例;『徒然草』の教材研究例;芭蕉・蕪村の教材化と指導;『去来抄』の教材研究例)
古典文法の指導(文法指導の基本姿勢;古文解釈と助動詞;古文解釈と助詞;現代語の問題点と古語法;和歌の修辞法)
付 「見て過ぐる」か「見で過ぐる」か
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- 和書
- 仮面の女と愛の輪廻