目次
天照大神の巫女たち―六条御息所、そして源典侍
柏木物語の「女」と男たち―「帝の御妻をも過つ」業平幻想
物の怪誕生―柏木物語の本質
宿木巻の薫―ふたつの「女々し」から
浮舟・うた・ジェンダー―表現形式としての「手習」について
『源氏物語』におけるジェンダーの女性(おんなせい)について
後朝の言説―枕草子の女と男
「虫めづる姫君」のパロディ・ジェンダー・セクシャリティ
演じ続ける女君―『今とりかへばや』における罪の問題
女と男の世界―『とりかへばや』四の君をめぐって
平安内裏のアマテラス―内侍所神鏡をめぐる伝承と言説
「いまめかし」考―玉鬘十帖の光源氏
物語の文末についての一考察―『有明の別れ』の「べし」文末を中心として