出版社内容情報
"人間の生命の基盤となっている塩にまつわるさまざまな話。製塩の遺跡の発掘などからわかる塩田の状態,製塩法,古代から近代までの塩の流通 塩の産地のかずかず 塩に関係するいろいろな人物像や物語など,塩研究の第一人者がやさしくつづる塩の歴史。"
目次
古代(藻塩―製塩に海藻をどう使ったか;堅塩―はたして貧者の塩であったのか ほか)
中世(中世の塩浜と塩生産者の実態はどうであったか;瀬戸内の何処で塩が作られたか ほか)
近世(近世にはすべての製塩法が出揃う;三陸海岸では海水を直接煮つめた ほか)
近代(明治維新は塩業にどのような影響を与えたか;塩田の地租改正は田畑の場合とどう違ったか ほか)
著者等紹介
広山堯道[ヒロヤマギョウドウ]
大正14年赤穂市に生れる。大正大学国文学科卒業。現在日本歴史学会・日本塩業研究会各会員。仏教大学講師。文学博士
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