福島の歴史像 - 交錯・衝突・交流からみる狭間の地域

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  • サイズ A5判/ページ数 260p
  • 商品コード 9784639031598
  • Cコード C3021

出版社内容情報

本書は、2025年10月に開催された地方史研究協議会第七五回(福島)大会の成果をまとめたものである。
福島県域は、度々政治的に交錯し東北と中央の衝突の舞台となったが、福島県の人々は翻弄されるだけの存在ではなく、時には中央政権を利用するしたたかな側面を持つ。
また、南北のみならず、東西にも広がる多様な地域との交流を通じて豊かな経済・文化を築いてきた。
こうした交錯・衝突・交流が狭間の地域である福島の特徴を生み出すことにどれほど影響を及ぼしたのか、様々な時代と視座から考察する。
本書の構成は、「Ⅰ したたかに生きる」、「Ⅱ 東西の視点」、「Ⅲ 「敗北」の記憶と克服」の三部構成とした。
「Ⅰ したたかに生きる」は、交錯する政治権力の中でしたたかに生きた人々に焦点を当て、「Ⅱ 東西の視点」では、越後・上方へと通じる東西の視点から交流を論じ、「Ⅲ 「敗北」の記憶と克服」では、敗北史観にとらわれることなく幕末・近代の歴史の実態に迫っていく。


【目次】

序文(久保田昌希)
刊行にあたって(大会成果論集刊行特別委員会)

Ⅰ したたかに生きる
中近世移行期の相馬家・相馬領(岡田清一)
室町期南奥の情勢変化と国人の対応―白川結城氏を例に―(塩田優花)
近世前期の会津藩における上層百姓の役割―高田村田中重久の事例より―(渡邉歩)

Ⅱ 東西の視点
古代福島県域における紡織の展開と遠隔地交流(太田勇陽)
伊達の統一戦争と地域の衝突(山田将之)
近世後期会津藩の西部交易政策と地域展開(佐藤愛未)

Ⅲ 「敗北」の記憶と克服
相馬中村藩の戊辰戦争と戦死者慰霊(石澤夏巳)
明治期の会津松平家による明治維新史編纂(白石烈)
近代郡山の地域有力者と地域振興―水力発電事業を中心に―(国分俊徹)
安積開墾と地方資本主義の形成(矢部洋三)

第七五回(福島)大会の記録(大会成果論集刊行特別委員会)
執筆者紹介

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