出版社内容情報
本書は、大学在学中から「ものまね」を研究テーマとして探究し、将来を嘱望されながらも若くして逝去した研究者、関谷大陸の遺稿集である。著者が生前に発表した卒業論文・修士論文・学会誌掲載の査読論文の3編を収録し、その研究の軌跡と成果を一冊に集成した。
「お笑い」の一ジャンルとして広く親しまれている「ものまね」だが、その学術的研究はいまだ十分に蓄積されているとはいえない。日本のお笑い文化を学術的に捉えた意欲的な研究として、本書が今後の研究の礎となることを期待する。
【目次】
序文(駒澤大学名誉教授 石井公成)
追悼文(大阪大学人間科学部教授 福岡まどか他3名寄稿)
ものまねの人類学─まねることの持つ機能─(卒業論文)
ものまねにおける表現技法の伝播・定着課程の考察(修士論文)
現代ものまね史序説─ものまねの変遷と拡大─(『年刊 藝能』掲載論文)
内容説明
一人の若くして逝った青年が、「ものまね」を、人間科学の視点から独自に研究し、大阪大学卒業論文・同大学院修士論文・藝能学会誌への査読論文として成果を遺した。その研究成果を、待望の書籍化。人はなぜ「似ている」ことに笑い、驚き、魅了されるのか。「ものまね」を通して、人間とは何かを探究した。
目次
追悼 大阪大学大学院人間科学研究科教授 福岡まどか
二つのものまねの記憶 大阪大学大学院人間科学研究科教授 白川千尋
関谷大陸くんの思い出 大阪大学大学院人間科学研究科教授 森田敦郎
ものまね芸の探求―関谷大陸さんのこと 大阪大学名誉教授 栗本英世
関谷大陸さんをしのんで 大阪大学名誉教授・社会学/ジェンダー論 牟田和恵
あなた方の中で語るのは誰か? 大阪大学付属図書館研究開発室助教 神崎隼人
学部・大学院時代の友人たちからのメッセージ
ものまね研究会フォーエバー レッツゴーよしまさ
ものまねの人類学―まねることの持つ機能(大阪大学人間科学部 2018年度卒業論文)
ものまねにおける表現技法の伝播・定着過程の考察(大阪大学大学院人間科学研究科 2020年度修士論文)
現代ものまね史序説―ものまねの変遷と拡大(『年刊藝能』30号 2024年査読論文)
著者等紹介
関谷大陸[セキヤタイリク]
1995年大阪市生まれ。2014年大阪府立天王寺高等学校卒業。2019年大阪大学人間科学部卒業。2021年大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了。修了後、大阪市高速電気軌道株式会社(大阪メトロ)勤務。大阪大学在学中より「ものまね研究会」の名で活動。人間科学・人類学の視点から「ものまね」の研究と実践を続けた。大阪検定では史上最年少で1級を取得し、その後3年連続で1級を保持。大阪検定客員研究員として、大阪文化・観光に関する研究活動も行った。2024年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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