出版社内容情報
史実と伝承が織りなす《流人の日本史》
「島」は、ただの流刑地ではなかった。そこには隠された権力の論理と、人間の真実があった。
流人台帳・掟書・赦免記録――残された史料や伝承が語る島流しの全貌と、歴史に埋もれた流人たちの生と死。
流刑の島々に刻まれた知られざる「流刑のドラマ」を徹底検証した名著が、より読みやすくなってついに復刊。
彼らはなぜ「島」に流されたのか!!
本書は弊社より1970年に初版を刊行した「江戸時代流人の生活」の改題・新版です。
【目次】
第1章 流人の歴史
1 外国の流刑 / 2 日本の流刑
第2章 伊豆七島と流人
1 大島流人 / 2 八丈流人 / 3 新島流人 / 4 三宅島流人 / 5 御蔵島流人
第3章 流人の生活
1 押送 / 2 流人請取 / 3 割流人 / 4 流人と食糧 / 5 見届物 / 6 家持流人 / 7 水汲女 / 8 小屋流人 / 9 女流人 / 10 流人の性生活 / 11 流人と島娘 / 12 流人頭 / 13 流人と島文化 / 14 島民の生活機構 / 15 流人取締 / 16 流人の犯罪と処刑 / 17 島抜け / 18 刑期と赦免 / 19 流人の死 / 20 流人墓地
第4章 佐渡と流人
1 佐渡流人史 / 2 国中の流人たち / 3 相川流人 / 4 水替無宿
第5章 西国流人
1 天草その他 / 2 隠岐流人
内容説明
史実と伝承が織りなす《流人の日本史》。「島」は、ただの流刑地ではなかった。そこには隠された権力の論理と、人間の真実があった。流人台帳・掟書・赦免記録―残された史料や伝承が語る島流しの全貌と、歴史に埋もれた流人たちの生と死。流刑の島々に刻まれた知られざる「流刑のドラマ」を徹底検証した名著が、より読みやすくなってついに復刊。彼らはなぜ「島」に流されたのか!!
目次
第一章 流人の歴史(外国の流刑;日本の流刑)
第二章 伊豆七島と流人(大島流人;八丈流人 ほか)
第三章 流人の生活(押送;流人請取 ほか)
第四章 佐渡と流人(佐渡流人史;国中の流人たち ほか)
第五章 西国流人(天草その他;隠岐流人)
著者等紹介
大隈三好[オオクマミヨシ]
明治39年(1906)佐賀県に生まれる。佐賀師範学校卒業、日本大学中退。教師、映画会社勤務等を経て、戦後作家活動に入る。サンデー毎日・大衆文芸賞受賞、1959年「焼残反故」で第5回小説新潮賞を受賞(妻屋大助名義)。東京作家クラブ、歴史小説研究会などに所属した。平成4年(1992)10月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



