出版社内容情報
日本古代史の研究において必須である『日本書紀』。その『日本書紀』を多様な視点から読み解くために、日本列島・中国大陸・朝鮮半島の考古資料や考古学研究を援用する。東アジアという大きな視座で当時の日本を相対化することにより、周辺諸国からの影響・共通性や日本の独自性を浮き彫りにしていく。
内容説明
日本古代史の研究において必須である『日本書紀』。その『日本書紀』を多様な視点から読み解くために、日本列島・中国大陸・朝鮮半島の考古資料や考古学研究を援用する。東アジアという大きな視座で当時の日本を相対化することにより、周辺諸国からの影響・共通性や日本の独自性を浮き彫りにしていく。
目次
第1章 物質と人の交流と交渉(文物交流とその背景;移入された物と地域像;武具・武器と装飾品にみる交流;軍少施設を示す語句と実態;人と物の関係と地域相)
第2章 生業と社会の様相(住居の文化とその広がり;新羅の匠と新羅斧;刀剣と古墳時代の社会;東アジアにおける倭の製塩;銭貨と交換財の文化)
第3章 生活と文化・習俗の背景(角抵と力士の文化的様相;香文化の東伝;文字文化と出土文字資料;身体変工の思想と背景;礼俗の姿態と考古資料)
第4章 祭祀・儀礼の系譜と展開(桃の儀礼と祭祀;竃祭祀の系譜;殺牛の儀礼・祭祀;殉死と従死;倭の殯と東アジアの考古資料)
第5章 宗教と信仰の実相(神仙思想・初期道教と雲母;日本古代仏教の淵源;仏教遺物と地域交渉;葬送と荘厳にみる仏教信仰;仏教・儒教と孝の展開)
著者等紹介
門田誠一[モンタセイイチ]
1959年大阪府に生まれる。1984年同志社大学大学院文学研究科博士課程前期修了。佛教大学名誉教授、博士(文化史学)。受賞歴:1989年日本海文化研究論文優秀賞(富山市)。2007年第5回佛教大学学術賞。2023年第13回日本考古学協会賞大賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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