出版社内容情報
「形のあるもの、形のないものとはいかなるもの」か、という「シンプルな問いに端を発しつつ、その問いに関する議論を展開する」との気鋭の著者の研究課題を、ラオスをフィールドにした世界遺産、無形文化遺産を通して探求する待望の書。
内容説明
遺産とは何か?遺産学や遺産に関わる文化人類学研究の近年までの動きをまとめながら、ラオスという特定のフィールドに立ち返り、既存の遺産なるもののあり方を再検証する。世界的に遺産に関わる概念が問い直されている現在、遺産人類学の立場から多様な議論を試みる。
目次
第1章 序論 遺産以後の時代における遺産なるものの考察
第2章 無形と有形―ラオスにおける文化と芸術
第3章 人間と精霊―ラオスにおける可視と不可視
第4章 遺跡と精霊―身体と精神を越えて
第5章 実践する遺産
第6章 結論 遺産なるものの再考
著者等紹介
小田島理絵[オダジマリエ]
早稲田大学大学院文学研究科単位取得満期退学。博士(文学)(早稲田大学2014年)。東京外国語大学、早稲田大学文学学術院、青山学院女子短期大学ほか非常勤講師を経て、東京女子大学特任准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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