内容説明
会津盆地における古墳時代中期前方後円墳の全容を解明!!東北地方における中期古墳の実態が明らかになるとともに、二つの埋葬施設から多様な副葬品、埋葬に関わる儀式に用いられた遺物群が出土した。箱式石棺からほぼ1体分の人骨が出土、各種分析の成果、良好なDNAゲノムなどから中期首長層の男性人物像が解明された。福島県喜多方市灰塚山古墳発掘調査報告書。
目次
第1編 灰塚山古墳発掘調査報告(灰塚山古墳の位置と環境;灰塚山古墳測量・発掘調査成果 ほか)
第2編 灰塚山古墳論考編(灰塚山古墳出土竪櫛の意味;福島県喜多方市灰塚山古墳出土分離式神獣鏡系について ほか)
第3編 第2主体部出土人骨(喜多方市灰塚山古墳出土人骨の人類学的研究;灰塚山古墳出土人骨のDNA解析 ほか)
第4編 保存処理、分析成果(出土遺物の保存処理;出土遺物付着有機物等観察、分析成果 ほか)
第5編 総括(総括)
著者等紹介
辻秀人[ツジヒデト]
1950年生まれ。1974年、東北大学文学部卒業。1980年、同大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。福島県教育庁学芸員(1980年)、福島県立博物館主任学芸員(1987年)、東北学院大学文学部助教授(1992年)を経て、同大学文学部教授(1998年)。日本考古学協会会長、東北・関東前方後円墳研究会代表幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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