内容説明
『「心象考古学」の試み』『考古学研究と多様性』に続く、利部修著作・三部作!!秋田県の地域および日本列島における考古学研究、さらには戦争遺跡がもつ現代社会との関係を考察し、未来を志向する。
目次
第1章 地域的視座(懸魚の意味と出自に関する考察―現代から遡る;現代的竜の素描―『秋田県曹洞宗寺伝大要』より;由理と由利の地名に関する考察;由理柵と横手盆地―律令政府の進出)
第2章 列島的視座(近世×形文の変容;近世扇子の用途と系譜―画像を基に;唐草花文の分類と変遷;日本列島の細頸壺)
第3章 戦争遺跡の観点から(土崎空襲の考古学的背景―地理的環境の遠因;西ノ浜台地遺跡を現代に誘う―城郭の評価と活用;虚空蔵大台滝遺跡を通じて―城郭構造の視点から)
著者等紹介
利部修[カガブオサム]
1955年秋田県に生まれる。1985年より秋田県埋蔵文化財センターに勤務、同センター南調査課長、主任文化財専門員を歴任。現在、秋田考古学協会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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