内容説明
農耕社会の中国中原地域、牧畜社会の長城地帯を含むユーラシア草原地帯東部、さらに東北アジア、中国西南部やチベット高原を含む東アジア全体を対象に、人類史における東アジア青銅器時代の普遍性と特殊性を明らかにし、東アジア全体からみた青銅器時代の歴史的な位置づけを試みる。
目次
第1部 北方青銅器文化(北方青銅器文化の変遷と展開;ミヌシンスク地域のカラスク青銅器文化 ほか)
第2部 中原青銅器文化(中原青銅器文化の始まり;二里頭青銅器と商代前期の青銅器 ほか)
第3部 中国西南青銅器文化(川西高原の石棺墓の展開;川西高原石棺墓文化と北方青銅器 ほか)
第4部 東北アジア青銅器文化(遼東の遼寧式銅剣;朝鮮半島の遼寧式銅剣 ほか)
結語―東アジア青銅器時代の始原と展開
著者等紹介
宮本一夫[ミヤモトカズオ]
1958年島根県松江市に生まれる。1982年京都大学文学部卒業。1984年京都大学大学院文学研究科修士課程修了。1984年京都大学文学部助手。1987年愛媛大学法文学部助教授。1994年九州大学文学部助教授。2000年博士(文学、九州大学)。現在、九州大学大学院人文科学研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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