内容説明
一七一九年は、「組踊」が生まれた年であり、その後受け継がれることとなる「琉球王」の冊封の「うとぅいむち」の形式が定まった年である。中国・清の康煕帝に献上され、紫禁城で秘蔵していた彩色画の美しい記録が三〇〇年の眠りを醒ます。
目次
『冊封全図』
『琉球全図』
論考(『冊封全図』『琉球全図』と『中山伝言録』;『冊封琉球全図』の著者と年代と書名;一七一九年の御庭舞台;一七一九年の中秋宴―『冊封全図』『中山伝信録』と『冠船日記』;一七一九年の冠船爬龍舟漕ぎ)
関係資料・解説(『中山伝信録』付図解説および概略;徐葆光の履歴関係史料について;玉城朝薫―初の冠船躍奉行・そして組踊創始者の来歴;尚敬王―組踊を初めて公の場で鑑賞した国王;『琉球全図』に見る琉球の茶道具)
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