内容説明
桜井古墳群・鹿乗川流域遺跡群の歴史的価値をわかりやすく解説し、「三河国」につながる地域性を探る。研究者・地域住民・教育委員会が心を開いて討論し、地域の「文化財とまちづくり」を考える。
目次
第１章 桜井古墳群・鹿乗川流域遺跡群とは何か（桜井古墳群の概要；矢作川流域の前期古墳―賀茂郡の古墳を中心に；鹿乗川流域遺跡群の概要 ほか）
第２章 三河国、ここにはじまる（古墳は何をあらわすのか；三河における桜井古墳群の特色；考古学から穂国造を考える ほか）
第３章 桜井古墳群を守り、伝える（安城市のまちづくりと文化遺産―本證寺境内を中心として；昼飯大塚古墳の整備とは何か；桜井の文化遺産 ほか）
第４章 ディスカッション 三河国、ここにはじまる
著者等紹介
土生田純之［ハブタヨシユキ］
専修大学教授。１９５１年大阪府生まれ。関西大学大学院修士課程修了。博士（文学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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小鈴
14
論文集。一人の執筆者で新書くらいの本が読みたいなぁ。え！？三河の本なんて誰が買うの、なんて言わないで(笑)。「古墳時代中期から後期の東三河地方は、ほぼ等質的な小勢力が拮抗しあう中で、突如として英雄的な首長が現れ地域を統括することを繰り返したようだ。そして、英雄的な首長は、ヤマト王権ときわめて深い関係を結び、地方首長として王権を支え、その政策の一翼を担った可能性がある。」(馬越長火塚古墳は重要！)2018/02/07
