内容説明
ジャワ島東部のトロウラン遺跡と、同島西部のバンテン・ラーマ遺跡、ティルタサヤ遺跡、スラウェシ島南部のソンバ・オプー城跡、東南部のブトン・ウォリネ城跡の4王都遺跡の陶磁片調査・研究をもとに、インドネシア貿易陶磁史の全体像を追究する。
目次
1 トロウラン遺跡と4王都遺跡(調査の経緯;トロウラン遺跡 ほか)
2 トロウラン遺跡と4王都遺跡出土の貿易陶磁器(1‐1期(9世紀~13世紀)
1‐2期(13~14世紀前半) ほか)
3 陶磁器の編年の特色(遺跡の盛衰;インドネシア出土の貿易陶磁器の要点 ほか)
4 陶磁貿易の歴史(遡る各王都の歴史;西方イスラーム世界との関係 ほか)
Hizen wares excavated from Royal Capital Sites in Indonesia―Trowulan and other sites
著者等紹介
坂井隆[サカイタカシ]
1954年東京都生まれ。2003年上智大学大学院より博士号(地域研究)授与。国立台湾大学芸術史研究所(大学院)教授
大橋康二[オオハシコウジ]
1948年神奈川県生まれ。青山学院大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。佐賀県立九州陶磁文化館館長を経て、同館名誉顧問。佐賀大学非常勤講師。東洋陶磁学会常任委員長、NPO法人アジア文化財協力協会理事長、近世陶磁研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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