内容説明
国立劇場の楽屋にて、語り合う役者と長唄囃子方。桧舞台への情熱を本音で物語る!国立劇場芸能調査室による芸談を復刊!!
目次
大序
二、三段目
四段目
五段目
六段目
七段目
九段目、十一段目
仮名手本忠臣蔵 東西「型」の違い
著者等紹介
神山彰[カミヤマアキラ]
1950年~。日本演劇研究者、明治大学教授。1978年国立劇場芸能部制作室勤務。1996年明治大学文学部助教授、教授。2007年『近代演劇の来歴 歌舞伎の「一身二生」』(森話社・明治大学人文科学研究所叢書、2006)で日本演劇学会河竹賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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筋書屋虫六
2
国立劇場芸能調査室編で昭和47〜8年に発行された(13)仁左衛門芸談を底本に復刊された本。全てが理解できるわけではないけれど、役者がどのように型の継承を受け止めて、役に生かしているのかが分かり読み応えがありました。囃子方(11)田中傳右衛門の芸談も決まり事が分かって非常に興味深く下座のCDで確認しながら拝読。この頃、国立劇場は他にも(7)芝翫や(14)勘弥などの芸談も出版しているけど絶版状態。仁左衛門の本だけが復刊できたというのも事情ありかなと推察するんですが、他の芸談も続けて出して欲しいです。2017/12/24