内容説明
今なお偽作説・私印説の唱えられている金印「漢委奴国王」古代中国の印制、金印発掘の経緯の再検証に加えて、金印出土地周辺を本貫としワタツミ三神を祀った阿曇氏の消長、中世以降の志賀島の変容を追いながら、真印の立場から金印研究の現状と今後の課題について詳論する。
目次
1 金印紫綬をめぐって(金印蛇紐「漢委奴国王」に関する管見;倭の狗奴国の存在について―倭奴国と邪馬台国との狭間;「漢委奴国王」印研究の紹介―華亭釈澂・細井金吾・本居宣長 ほか)
2 阿曇氏―金印出土地出身氏族(『日本書紀』編纂からみた阿曇氏;『日本書紀』にみえる海宰以後の阿曇氏の活躍;志賀海神社の分布と六国史中の阿曇・安曇姓の史料 ほか)
3 志賀島―金印発掘の経緯(金印発掘の甚兵衛と喜兵衛;甚兵衛の「金印発掘口上書」巻頭の「私抱田地」について;甚兵衛の金印発掘口上書と家老の聞届 ほか)
著者等紹介
大谷光男[オオタニミツオ]
1927年東京都杉並区生まれ。早稲田大学文学部史学科(旧制)卒業。二松學舎大学名誉教授。古代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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