内容説明
「正史」を中心に関連史料と虚心に向き合うことで、これまでのわかりやすすぎた「陰謀史観」とは異なる新たな歴史叙述を試みる。
目次
第1章 藤原仲麻呂と「聖徳太子」―「鎌足伝」の「聖徳」をめぐって
第2章 孝謙・称徳天皇―その人と役割
第3章 「桓武」擁立の背景―井上・他戸母子の処遇をめぐって
第4章 「桓武」皇統の確立過程―早良立太子の意義と背景
第5章 秋篠僧正・善殊―その伝承をめぐって
第6章 藤原百川と「百川伝」
第7章 淳和天皇―遺詔を通してみる人物像
第8章 廃太子考―高丘親王と恒貞親王
第9章 高丘親王―「蹲居太子」の号をめぐって
第10章 「諾楽古京」―平安貴族の「なら」時代観
著者等紹介
中川久仁子[ナカガワクニコ]
1971年生まれ。2002年成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻博士課程後期修了。2011年博士(文学)(成城大学)。現在、成城大学非常勤講師・同民俗学研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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