内容説明
弥生文化はどのようにはじまり、展開していったのか。中国・朝鮮半島との交流、列島内の併行関係、戦争・祭祀、社会組織と階層形成、政治社会構造を論じる。
目次
第1章 中国・朝鮮半島・倭の交流(漢王朝と倭;燕国と遼寧・韓半島の初期鉄製農具 ほか)
第2章 地域間交流と併行関係(弥生時代のはじまりと伝播;西日本における弥生土器諸様式の併行関係 ほか)
第3章 戦争と祭祀(弥生時代の武器と戦い;武具―弥生時代木製短甲・組み合わせ木甲について ほか)
第4章 社会組織と階層形成(北部九州における棺密封葬法の成立と展開;表徴としての墳丘墓―弥生時代の首長墓を考える ほか)
第5章 弥生時代の政治社会構造(土器の文様と絵画・記号からみた弥生社会(予察)
南関東地方における弥生時代後期の超大型集落遺跡について ほか)
著者等紹介
柳田康雄[ヤナギダヤスオ]
國學院大學教授、博士(歴史学)。1943(昭和18)年生まれ。國學院大學文学部史学科卒。福岡県教育庁文化財保護課長。九州歴史資料館副館長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。