ヒタメン―三島由紀夫が女と逢う時…

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ヒタメン―三島由紀夫が女と逢う時…

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  • サイズ B6判/ページ数 327p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784639021971
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

三島由紀夫、若き日の恋。恋人と親友―2人の女性の貴重な証言から、もう一つの三島由紀夫の顔が立ちのぼる。

目次

端書 うちあけばなし
1章 「運命愛」の發端―歌舞伎座樂屋・昭和二十九年七月
2章 女たちの時刻、午後の匂い―『沈める瀧』の頃
3章 贅澤な彼女―梨園と花街に室咲きの
4章 喰わずぎらいの直し方―『女神』の頃
5章 東京の恋人たち―『幸福号出帆』の頃
6章 書けて書けて、仕方がないんだ―『永すぎた春』、『美徳のよろめき』、そして『金閣寺』の頃
7章 水槽の熱帯魚―『施餓鬼舟』、『橋づくし』、『女方』、『鹿鳴館』の頃
8章 浅くはひとを思ふものかは―『魔法瓶』に反射するもの
9章 おそらく最後の証言者―『鏡子の家』の女主人
後書 もうしわけ

著者等紹介

岩下尚史[イワシタヒサフミ]
1961年(昭和36年)生まれ。國學院大學文學部卒業後、新橋演舞場(株)に入社。企画室長として新橋花柳界主催「東をどり」の制作に携り、明治生まれの名妓との交流の中で、声曲舞踏の伝承を担い続ける芸者の任務や梨園との関連など花柳界の実態を学ぶ。新橋演舞場退職後、2006年に処女作『芸者論・神々に扮することを忘れた日本人』を上梓し第20回和辻哲郎文化賞を受賞。以後本格的な作家としてエッセイ、書評などを雑誌・新聞へ多数寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

安南

37
歌右衞門の年若い親友。生まれながらに贅澤が染み付いた料亭の娘。純潔なお嬢様でありながら、花柳界の水で洗われ男女の機微にも通じた美女、素人でもなく玄人でもない、三島が夢見た理想の女。この女性との三年間の恋を聞書きした、小説『見出された恋』の実録版。語られるのは連日の美食と芝居、ナイトクラブに着るもののこと。この刹那的で浮世離れした《文学とは無縁の交際》これもまた、三島にとっては理想の逢引だったと思われる。銀座などの当時の街の風俗、着物のあれこれも楽しい。2014/09/15

ちゃっぴー

17
三島由紀夫の意外な一面をみました。三島由紀夫というより平岡公威の素顔なんでしょう。不思議な巡り合わせで出会った素人でもなく玄人でもない理想の女性との運命愛。交際していた3年間、貞子との逢瀬はほぼ毎日でその間、三島は小説が書けて書けて仕方がなかったという。人生の中で幸せな3年間だったのかもしれない。「好きだ、全身全霊で君に惚れてるよ」なんてことを会うたびに言うなんて、すごい直球を投げるんだ。2019/01/12

ちいさな図書館

14
三島由紀夫の著作も三島由紀夫について書かれた本も、ときどきとても読みたくなる。久しぶりに手に取ったこれは、三島の恋した魅力的すぎる女性の姿にすっかり心を奪われ、一気読みだった。出逢った当時19歳だった彼女は、29歳の三島を夢中にさせる。まるで作為無く男を夢中にさせてしまうこの人に三島が出逢えたことは、のちの読者たちにとっても幸せであったと思う。彼女なしには、三島はもっと孤独であっただろう。そしてバブルなんて目じゃないほどの当時の花柳界の煌びやかなこと…彼女に紐解かれる時代の風景も素晴らしかった。2014/10/06

naobana2

9
ノンフィクションこれを読めで紹介されていたので。三島由紀夫に興味もあり。三島由紀夫に愛されるって大変だな。ますます読みたくなりました。2013/11/17

みゃん

7
福島次郎氏の本の信憑性を否定する記述は必要ないんじゃないかなあ。と、おもいつつ楽しく読ませていただきました。春の雪と奔馬と金閣寺くらいしか読んでいませんが、三島由紀夫はけっこう好きなので。とにかく、貞子さんの浮き世離れっぷりに圧倒されました。あの時代にピルを服用していたとは。三島由紀夫は、本当に誠実な人やったんやと。毎月7万円以上がデート代に消えたのかー。うーん。暁の寺はともかく、最後の天人午衰なんか読んだら書けなくなったんだ。っていう呟きが真に迫って聞こえてしまうよ。2019/06/03

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