目次
木々に囲まれて
鍛冶場―壁のむこうに
もう一歩なかへ
材料とホド(火床)おこし
刀造り工程
地と刃紋
刀身(実寸)
鍛冶場のつくり
鍛冶場の地下構造
鍛冶場の平面図
炉・ホドの地下構造(断面図)
送風の仕組み
スプリングハンマー
鍛接用のわら灰と泥水
ホドの手入れ
仕事を終えた刀匠
仕事が終わって
新しく解釈してこそ、過去は甦る(松田次泰)
著者等紹介
かつきせつこ[カツキセツコ]
本名、香月節子。武蔵野美術短期大学卒業。専攻・民俗学、主に生産技術、ライフヒストリー
松田次泰[マツダツグヤス]
昭和23年北海道北見市に生まれる。昭和47年北海道教育大学特設美術科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふくしんづけ
7
◯刀造りは神事 ◯職人が目指すのは鎌倉時代(正宗)の刀 ◯現代とは素材(和鉄)の質が違うので、鎌倉の作品ではなく技術を目標とする ◯素材(和鉄)をいかに知るか。工程で繰り返しこれを鍛えていく。和鉄との対話である ◯「良い仕事」と評されるところに目指すものがあるとは限らない ◯納得のいく物を造るためには効率の悪い仕事を進んでする ◯和鉄は一筋縄ではいかない/刀とは美術品と思っているところがあり、そちらの目を持った方には良し悪しが明確かと思えばそうでもないようだ。職人としての意識は小説とも通ずるかもしれない。2021/09/14
筋書屋虫六
0
丁寧な取材に裏付けられた「和鉄刀鍛冶」の仕事を紹介した絵本。絵であることで工程や道具、使い方、仕事場のレイアウトなどより詳細に理解できる。しかも、この絵はかなり巧い!鍛冶場といえば暗い現場でもあり、写真ではここまで表現できないかもしれない。日本刀の技術は鎌倉時代を頂点といわれていて、多くの刀匠はそれをめざすそうだ。しかし、現在日本に100人もの刀鍛冶がいるというのは、「えぇ、そんなにいるんだ」と驚きました。知らないことはいっぱいあるなぁ。2011/12/14