出版社内容情報
食の世界は目まぐるしく変化していく。日本が世界をリードする今日までの食文化の足跡を辿る。 目次 幕末期(西洋料理店の元祖「良林亭」【ほか】) 明治期(家庭でアイスクリームを【ほか】) 大正期(ビールの人気全国区に【ほか】) 昭和期(白米の闇値【ほか】)
内容説明
食べてしまえば消えてしまう。衣食住の中で一番の難問はこの「食」である。食の世界は昨今一段と目まぐるしい。やれグルメ料理だ、○○料理だ、××は当社が元祖だ、いやうちが元祖だ…と。幕末期の安政元年をスタートに昭和63年まで一世紀半におよぶ日本の食の変遷を年代ごとにたどる。
目次
幕末期(安政元年~慶応三年=一八五四年~一八六七年)
明治期(一八六八年~一九一二年)
大正期(一九一二年~一九二六年)
明昭期(一九二六年~一九八八年)
感想・レビュー
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シルク
11
うむー面白かったー(´▽`) 「(※1954年)明治製菓はそれまで壜詰めと決まっていたジュースの常識を破って初の缶ジュース『明治オレンジジュース』を発表。しかし中身が見えないところから少ししか入っていないのでは? といわれたり、宣伝普及には苦労している。」(p.200)だって。1958年には「サマードレスが登場し爆発的人気に」(p.206)なったり、1959年には「東京のオフィス街のOLたちにおむすびが大流行」(p.206)したり。1985年のいちご大福の衝撃は、覚えている。近代日本の食文化を追う、年表。2019/08/01