出版社内容情報
原始時代から現代に至るまで,歴史・文芸等に見出される巫女や男巫の信仰,儀礼からその系譜と意義を解明。 目次 シャーマニズムの起源 神話の聖女 巫女王から女帝へ 王朝の祭司 御霊の巫女 中世芸能集団 託宣の教祖 周辺現存のシャーマン
内容説明
各時代の宗教政治の根底に横たわる巫呪思想、歴史や文芸のうえに見いだされる巫女や男巫の信仰儀礼・芸能などをたどり、シャーマニズムの時代における意義を明らかにしようとした。日本教の母胎、シャーマニズムの歴史像。
目次
1 シャーマニズムの起源
2 神話の聖女
3 巫女王から女帝へ
4 王朝の祭司
5 御霊の巫女
6 中世芸能集団
7 託宣の教祖
8 周辺現存のシャーマン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいかあ
1
中世の歩き巫女について知りたかったので。内容的にはこの前読んだ初期万葉論ともリンクするところがあっていろいろ勉強になった。ただし、著者の専門以外のところは、フレイザーとか騎馬民族説とかの微妙なところからの引用もあるので、ちょっと用心しながら読まないといけない。巫女さんがどんなものかを大雑把に知りたい時にはいいけれど、専門的に突っ込みたいなら別な本をあたったほうがよさそう。2012/11/14
メーテル/草津仁秋斗
0
日本の巫女について、古代から現代まで辿った本。独自の視点なども交えながら、中心は折口の考え方に依っている。2015/11/11