出版社内容情報
ニホンザルの生態を比較・考察するとともに，土地の人びととの心温まる交流を描くフィールド・ノート。 目次 北限のサル・下北半島 雪山のニホンザル・白山蛇谷 海辺のサル・奥志摩海岸局ガ頂 南の島のニホンザル・屋久島 ニホンザルの風土
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クロスリバーゴリラ
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内容は殆どがフィールドワークというよりは筆者の旅日記のようになっている。日記の間にたまにサルの記述がある程度でサルの生態の詳細を期待していると当てを外した気分になるかもしれない。しかし、最後の章はサルと日本人の共存をテーマとしている。昔から変わらず過ごしてきただけなのに邪魔者扱いされるサル達と文明や経済の発展に沿って暮らしもいくらか変わってきた私たちはどう折り合いをつけるか、筆者の思いが詰まっている。2022/10/16
